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どん底自由人 どん底人生1:自営業で失敗して生きていけなくなりました 2002年から20年以上続けてきた自営業が失敗し、お金が無くなって生きていけなくなった。どん底自由人という人生が幕を開けた。
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EcoFreeMan どん底自由人という生き方 アラフィフ独身男性が味わう「どん底自由人」人生。自営業に失敗し、親にも見放されて、ハローワークで就職活動をしてもどこも雇ってくれない。これは生活保護を受けるしかないのか、どん底人生の葛藤を赤裸々に綴る、私の人生ブログ。
どん底自由人 -
様々な努力もむなしく、ただただ1日1日お金が無くなっていき、貯金を崩して生活する日々。サーバ代やら住んでいるところの家賃やら、そのほか業務に必要なアプリのサブスクやらで、生きていくための維持費はかなり高い現状。
もう駄目だと思い、あと何カ月耐えられるのか計算してみたら…ザクッとあと2~3カ月が限界で貯金も底をつくことが分かった。
自営業がもう駄目だと悟った時に、いろんな拘りやプライドは捨てて何か職を見つけなくてはいけないと思い、すぐにハローワークに求職者として登録し仕事を探し始めることにした。
ハローワークの担当者に就職が決まるのにおおよそどのぐらい見ておいたほうが良いか聞いてみると、「だいたい3カ月ぐらい」という返事が返ってきた。
「3カ月」
え・・・3カ月は資金が底を尽きて家賃も払えなくなってしまうタイミングだ。もしも、運良く仕事が見つかったとしてもそこから給料が入ってくるのは1~2カ月後だ。自分は既に詰んでいる状態なのだということを悟った。
何とか現状を回復させようと粘った行為が、ここにきてかなり響いている状態なのだ。響いているなんて生易しいものではない、今まさに足元からガラガラと音を立てて崩れ落ちようとしているのだ。
毎月の支払いで比重が多いのは家賃。私は中規模の都市に住んでいるので、家と駐車場で1カ月10万円ぐらい。都会からしたらそんなに高くないかもしれないが、それでもこの10万円という家賃が今の私には非常に重荷になってしまっているのだ。
そこで色々と悩んだ末、一度田舎の実家に帰ろうと決心した。私は長男なので、両親からいつも「いつ帰ってくるんだ」といった感じの話を振られていたので、これは実家に帰る良い機会かもと思い電話をしてみた。
私が子供時代に使っていた部屋は、今は物置になっていて、壊れたストーブや扇風機、何十年も使われず埃を被ったテーブルや開けたことのない祖父母のタンス、空き箱や段ボールなどのゴミが積み上げられて汚部屋になっている。その部屋を自分で片付けるから少しだけ住まわせてくれといっているのだが?通じないのか?
うちの親は普通のサラリーマンだったので、厚生年金で毎月25万円以上の収入がある。更に家は先祖代々から住んでいる持ち家なので家賃や駐車場代などの維持費はゼロ。
老夫婦で家賃無しなのになんで毎月30万円も必要なのかはわからないけど、今お金も職も無いからとりあえず安心して眠れる場所を与えてほしいと言ってるだけなんだけど…他人じゃなく親に。
職探しもせずに帰ってくるって言ってるなら、帰ってくるなと言われるのもわかるけど、私は真剣に就職活動をしているのに、、、。まさか息子が大ピンチで生きるか死ぬかの状況で、拒絶されるとは…。
ここにきて、お前に家はやらん宣言まで飛び出してきた。何だろう、私は何か他人と話をしているのだろうか。
私は今まで何かあった時はすぐに実家に戻れるようにと、頭で考えながらいろんなことをやってきた。職探しをするにしても、実家からあまり遠くない場所を考えていたんだけど…私の中で、心を繋ぎとめていたような何かがバリっと壊れた気がした。
これのどこが喧嘩を売っているんだろう?お願いをしているだけじゃないのか?私はもう父親が何を言っているのか理解できなくなった。
そう言って私は電話を切った。
自分の親に対して変な親心を期待してしまったのが間違いだったのかもしれない。どうしようもなく、とりあえず助けてほしくて…間違って親を頼ってしまって、さらに心をえぐられるような状態になってしまった。
私はここ数年、やることなすことすべてが裏目に出てしまっている。
「ははっ…」
思わず笑いが出てしまった。もう笑うしかないというのはこういうことなんだろうな。